省エネルギー性能2017年11月28日

前回のブログでは、住宅の省エネルギー性能を
高めるために『断熱・気密』が重要なこと
お伝えしました。その『断熱・気密』を高く
すると健康にも良いことが分かったのです。
 これは、週刊文春今年10月5日号にも
掲載されていました。その内容も参考にして
今回のブログを書きます。

 

まず、断熱性の低い住宅で暮らしていると
住宅内の温度差が大きく血圧が急激に
上下することになります。
これは、血管に大きな負担がかかり、
病気のリスクが高くなるのです。
下記のグラフを見ても分かるように
温熱環境による事故発生件数は、
ダントツに多いのです。

省エネルギー性能、新築・リフォーム・リノベーションの注意点

このグラフは3~4年前の数字になります。
交通事故による死亡者数は、年々減少し続けて
4,000人を切ったようです。

 

断熱性を高めて、住宅内の室温が
確保されると高血圧症、気管支喘息、
のどの痛み、手足の冷え等が改善が
見られたそうです。
また、断熱性能が高まると住宅内の温度差が
小さくなり、家の中で動き回ることが
嫌になることがなくなって活動量が
増えることも分かってきています。
何と言っても、身体にかかるストレスが
少ないと
心地よいですよね。

 

でも、『断熱性が高いか低いかなんて
どうやったら分かるの?』となりますよね。
その断熱性能を表す指標に『Ua値』という
ものがあります。この数値が小さいほど
性能が高いことを表します。
これから住宅を新築する人は、住宅メーカーや
工務店に自分の家のUa値がいくつで
設計されているかを確認してみましょう。
Ua値0.6以下を確保したいですね。
もし、Ua値を答えられない場合や
「基準を満たしています。」といった
曖昧な回答には気を付けましょう!
また、リフォーム・リノベーションを
検討している方も温熱環境の改善も
忘れないでくださいね。
次回は、温熱環境の改善する
リフォーム・リノベーションについて
書こうと思います。


住宅省エネルギー技術2017年11月13日

今日は、住宅の省エネルギー性能について
書こうと思います。
住宅を新築する人も、
リフォーム・リノベーションする人も
ぜひ知っておいて欲しい事です。

省エネルギー性能を備えるには、
気密・断熱性能を充実させる必要があります。
何故かというと家の中が夏に暑く、冬に寒いと
暖冷房を多用して多くのエネルギーを
消費してしまいます。
そうならないためにも、気密・断熱性能が
重要になるのです。

省エネルギー性能、新築してから後悔する項目

実は、住宅においての不満項目に
『暑い』『寒い』(温熱)、
『結露』が第2位に挙がって
いるのです。
でも、住宅を新築する時や
リフォーム・リノベーションする時に
業者さんと打合せしていても
その住宅が『暑い』『寒い』、
『結露する』なんて分からないと思います。
ですから、設計する時に
きちんとそのことが考えられて
設計されているかが大切になります。
一度自分たちの家がどの位の等級になるのか
確認するとよいでしょう。

省エネルギー性能に関わる項目は
その他にもありますので、
それは次回紹介したいと思います。