洗い出し土間はどうやって仕上げているの?2022年10月17日

 

みなさん、和風の家の玄関の床仕上げに

 

小さい砂利が敷き詰まっているのを見たことはありませんか?

 

下の写真のような床です。

 

 

このように小さい粒々の砂利が

 

敷き詰まっている床の仕上げを、

 

「豆砂利洗い出し仕上げ」「玉砂利洗い出し仕上げ」と呼びます。

 

この小さな粒々の砂利を「豆砂利」や「玉砂利」と呼び、

 

この砂利が表面に見える状態に仕上がっていることをいいます。

 

これを見て、多くのの人が疑問に思うのは、

 

どうやったらこの小さな砂利が詰まった状態で

 

仕上がるのだろう?

 

実はこれ、左官屋さんの仕事なんです。

 

 

 

床を仕上げる時に、

 

セメントとこの小さな豆砂利(玉砂利)を

 

一緒に練り混ぜます。

 

豆砂利をセメントと混ぜる

 

豆砂利(玉砂利)が混ぜ合わせたセメントを塗り付けて、

 

鏝(こて)で押さえます。

 

豆砂利を混ぜたセメントを土間に塗り付ける

 

塗り付けた後、鏝で押さえる

 

鏝で押さえた後、セメントが硬化するのを待ち、

 

硬化の頃合いを見はからって、

 

水を散水しながらブラシとスポンジを使って

 

表面のセメントを落として、

 

豆砂利(玉砂利)を表面に露出させます。

 

表面のセメントをブラシとスポンジで洗い落とす

 

豆砂利(玉砂利)洗い出し仕上げの完成

 

表面のセメントを洗い落として

 

豆砂利(玉砂利)を露出させることから、

 

「豆砂利(玉砂利)洗い出し仕上げ」

 

呼ばれるようになったのかもしれませんね。

 

 

 

豆砂利(玉砂利)にもいろいろな種類があります。

 

今回紹介したように黒色の砂利もあれば、

 

茶色の砂利もあります。

 

砂利の色によって仕上がりの感じ方が、変わってきます。

 

砂利の色によって、和風の家でなくても

 

モダンな家にも合わせることができますよ。