まず、荒壁を塗り込みます。2025年12月18日

 

日本建築は柱・梁の構造フレームに木材を使い、その柱・梁の間に土壁を付けていました。

 

土だけではすぐに崩れてしまうので、割った竹を縄を絡めながら編んだ竹木舞を柱・梁の間に組み込んで、

 

その竹木舞に藁を混ぜた土を何重にも塗り込んで土壁を作っていきます。

 

その一番最初の土壁を「荒壁」と呼んでいます。

 

 

荒壁は竹木舞に塗り込んだ後、壁の強度を付けるために、「裏なで」をします。

 

「裏なで」は、荒壁を竹木舞に塗り付けると竹と竹の間から荒壁がウニュッとはみ出てくるので、

 

そのはみ出た荒壁を裏側からなでることで、荒壁が竹木舞に絡みついて、壁として強度を発揮します。

 

 

土壁も耐力壁としてみなす事ができますが、この裏なでをして、土と竹木舞がしっかりと絡みついていることが重要なのです。

 

この現場の左官屋さんは、裏なでもしっかりとやってくれました。

 

これで、耐力壁として見る事ができるので、安心です。


これが竹木舞下地です。2025年10月29日

 

昔の日本建築の壁は土壁だったことを知っている人はいると思います。

 

では、その土壁はどうして崩れずに壁として自立していたかと言うと、

 

上の写真のように割った竹を編んで土壁の骨組みとしていました。

 

これを「竹木舞下地」と呼びます。

 

 

 

この竹木舞の中に約450~600mm 間隔で丸竹を柱や梁に小穴突き止めてズレないようにします。

 

 

 

柱にあらかじめ小穴を彫っておき、下の写真のように丸竹の間渡し竹を突き留めます。

 

 

もちろん、それだけではなく、前々回に紹介した貫にも割り竹を留めます。

 

この竹木舞下地に土を塗り付けることで、土が壁として自立します。

 

次回は荒壁を紹介しますね。

 

お楽しみに!!