上の写真を見て、「これは何か分かりますか?」と聞かれれば、多くの人は「鉋(かんな)」と言うでしょう。
そして、「誰が使う道具ですか?」と聞かれれば、「大工さん」と多くの人は答えるでしょう。
正解です。
ただ、鉋を使うのは大工さんだけではありません。他の職人さんも使う道具なのです。
今日は建具屋さんが使うちょっと変わった鉋を紹介します。
この鉋が変わっている所は削る刃が、鉋の細い面に付いている事です。
みなさんがイメージする鉋は最初に観ていただいた写真のように、広い面に削る刃が付いています。
もちろん、建具屋さんも広い面に刃が付いている鉋も使いますが、写真のように細い面に刃が付いている鉋も使っているんです。
この鉋であれば、角の端っこまで鉋で仕上げる事ができます。
実は建具って、繊細な建築のアイテムなんです。
だから、細くて隅までキッチリ仕上げる必要があるんですね。
大工さんの鉋と建具屋さんの鉋が違うように、他の職人さんの道具もその職業に求められる技術を可能にするためにいろいろな形をした道具があります。
それらを見るといろいろな工夫や知恵があって面白いですね。
みなさん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしだったでしょうか。
私はおかげさまで、仕事で半分以上が終わってしまいましたが、
そんな中、京都市へ梨木神社とただいま公開中の風神雷神の屏風と葛飾北斎の富嶽三十六景などを観る目的で日帰り旅行に行きました。
風神雷神の屏風も葛飾北斎の富嶽三十六景もこの歳になったからなのか、言葉にできない感動でした。
また観たい!何度も観たい!ずっと観ていたい!という気持ちになりました。
そして、梨木神社がとても良かったんです。
梨木神社には「京都三名水」と呼ばれる「染井」がある神社なんです。
水の味の違いなんて、分かるほど違わないだろうと思って飲んでみたら、、、、、、、、
全然違った!!! 美味しい!!!
その水を使っているかどうか分かりませんが、境内の中にカフェがあり、縁側で一服のカフェをいただきました。
若葉の新緑がとても綺麗で贅沢な時間でした。
風とガレの設計には、いつもデッキを計画して庭で過ごす時間を持てるようにしています。
庭を愛でる時間を暮らしの中に持てると楽しい暮らしになると考えています。