サンティアゴ・カラトラバの作品32024年01月26日

 

以前にも僕の大好きな建築家・サンティアゴ・カラトラバの作品を2つ紹介しました。

 

今回は3つ目の作品紹介します。スペインのメリダにあるメリダ橋です。

 

 

サンティアゴ・カラトラバは建築家なのですが、橋の設計をたくさんやっているのです。

 

橋の設計作品集ができるほどなんです。

 

このメリダ橋もカラトラバの代表作品です。

 

 

この作品は、ぱっと見ただけだと何の変哲もないアーチの橋なのですが、

 

よく見ると、橋の上部分の両端にごっつい感じでアーチを受けているコンクリートがあるのですが、

 

その下は他の部分の橋脚と同じ普通の橋脚で支えています。

 

一般的な橋だとそのごっつい感じでアーチを受けているコンクリートがそのまま地面まで伸びていて、地面に接地して橋を支えます。

 

メリダ橋はそれがない!!

 

だから、見ていてアーチがとてもスッキリとして美しく見えます。

 

また、手前に古代ローマの橋が残存しています。

 

古代のアーチ橋と現代のアーチ橋が技術の進歩を感じさせてくれます。

 

いろいろな事を考えて設計されていますね。


サンティアゴ・カラトラバの作品2を紹介2021年03月30日

  

以前にも紹介しました僕の好きな建築家

  

サンティアゴ・カラトラバの作品紹介をします。

  

今回紹介する作品は、フランス・リヨンにあるサトラス駅です。

  

  

パッと見て何を想像するでしょうか?

  

僕は鳥が翼を広げている姿を思い浮かべました。

  

   

   

  

かなり、印象的ですよね。

  

そう、このサトラス駅は強いシンボル性を持つ

  

ランドマークとして、計画されたのです。

  

しかも、このサトラス駅はリヨン空港に付加され、

  

ヨーロッパの高速鉄道システムでつながった最初の駅なのです。

  

つまり、空港とも関係しているのです。

  

だから、鳥が翼を広げて飛んでいるかのように

  

設計されているのかもしれませんね。

  

以前紹介したサンティアゴ・カラトラバの作品1は

  

水面に映る姿と合わせると人間の眼に見えるように

  

設計されていました。

  

サンティアゴ・カラトラバの作品は構造を見せつつ、

  

動物の動きを感じられる設計が魅力の一つなのです。


僕の好きな建築家サンティアゴ・カラトラバ作品12020年01月09日

僕が建築を志すキッカケは建築家サンティアゴ・カラトラバが設計した

 

アラミジョ橋に衝撃を受けたことは以前のブログで書きました。

 

 

それ以来、僕は建築家サンティアゴ・カラトラバの作品が

 

大好きになました。

 

 

 

今日は、建築家サンティアゴ・カラトラバの作品を紹介したいと思います。

 

今回紹介する作品は、スペイン・バレンシアの『芸術科学都市』にある

 

IMAXシアター『レミスフェリック』です。

 

 

建築家サンティアゴ・カラトラバは建築構造をデザインすることで有名です。

 

しかし、『レミスフェリック』の魅力はそれだけではありません。

 

実は、日本建築の設計にもよく使われている手法があるのです。

 

 

それは『水面に建築物を写す』という方法です。

 

『レミスフェリック』は水面に映すことで、

 

人の眼に見えるように設計されている。

 

 

 

日本の建築物でこの手法が使われている代表的な建築物は、

 

平等院鳳凰堂浄瑠璃寺本堂などがあります。

 

平等院鳳凰堂は、あたかも極楽の宝池に浮かぶ宮殿のように

 

水面にその美しい姿を映しています。

 

浄瑠璃寺本堂は、扉を開けて直接仏様を拝むのは恐れおおいということで、

 

水面にその姿を映し水面に写った仏様を拝むことができるようになっています。

 


(この日は風があり、本堂は水面に映らなかった)

 

それぞれ水面に映すことに色々な想いがあったようですね。

 

 

 

また、水面に映る姿を楽しむ文化は建築物だけではありません。

 

富士山は湖の水面に写っている姿も多くの日本人から愛されてきました。

 

『レミスフェリック』を見て、水面に写る姿を楽しむ文化

 

東洋・西洋問わず存在することに驚きました。