『現場管理』と『工事監理』は何が違うの?2019年05月22日

このブログでも何度か登場している

 

『工事監理』現場監督さんがやるのではないか

 

みなさん思うのではないでしょうか?

 

 

 

今日は現場監督さんのおこなう『現場管理』

 

設計士のおこなう『工事監理』について書こうと思います。

 

まず、文字にすると『監理』『管理』

 

漢字の違いに気が付くと思います。

 

 

 

『管理』を調べると、

 

『組織体の目的活動を推進するには、

 

人員、物品、資金、情報などの諸資源を調達し、

 

(中略)活用するための諸制度を整備する』とあります。

 

その言葉とおり現場監督さんの『管理』は、

 

主に現場で必要な材料や職人などを

 

工事工程に合わせて段取りしたりしているのです。

 

 

 

『監理』を調べると、

 

『物事を監督、取り締まること』とあります。

 

設計士の『監理』は、

 

『設計図面と照合し、それが設計図面のとおりに

 

実施されているかいないか、誤ったやり方で工事を

 

していないかを確認すること』です。

 

 

 

ですから、同じ『かんり』でもやっている事は、

 

全く別のことなんです。

 

この『監理』があるからこそ、防げる不備な工事もあるのです。

 

 

 

これから住宅や事務所などを計画しようと思っている方、

 

もしくは計画している途中の方で気になられた方は、

 

一度お問い合わせください。もちろん、問い合わせたからと言って

 

風とガレで設計しないといけないことはありませんので、

 

ご安心ください。


間違った工事をしていませんか。『工事監理』が必要な訳!2019年05月13日

先週、建て方・上棟がおこなわれました。

建物の工事が始まると、建て方・上棟が一番の見所ですよね。
今まで図面で打合せをしていたものが、
目に見えて形となるのですから。
今はクレーンを使って材料を持ち上げるので、
建て方~上棟まで一日で完了します。

 

設計士の仕事はお客様と打合せをして
図面を作成するだけではないのです。
実は、工事が始まってからも
とても大切な仕事があるのです。
それが、『工事監理』です。
『工事監理』って何?と思われるのではないでしょうか。
簡単に言うと、『工事に誤りがないかをチェックする』ことです。
当然、この建て方・上棟に至るまでにも
基礎の中の鉄筋が正しく工事されているか、
基礎と建物を繋ぐ金物が必要な場所に設置されているか
などをチェックしています。

この様に一つ一つの工事に誤りがないかをチェックします。
建て方・上棟が終わると次は耐力壁工事のチェックがあります。
以前にも、ブログで記載しましたが、
施工ミスを見逃さない!現場監理も重要な仕事!!
意外と施工する業者さんの知らないことがあるんです。
レオパレス問題の時も、一つの原因として
『現場の作業員が誤解していたこと』とありました。
その誤解がないかチェックして、もし誤りを見つけた時は
是正の指示をする業務です。だからとても重要なのです。
お客様の大切な建物をしっかり設計と工事監理で
お引渡ししています。
これから住宅や事務所など計画されている方は
一度ご相談ください。
ちなみに、今回建て方・上棟した物件は、事務所です。