先日、『WE LOVE とよたフェスタ』で
パネル展示した豊田市足助地区の
鏝絵(漆喰彫刻)を紹介します。
今回紹介する漆喰彫刻は
以前のブログで『鏝絵』について
書いたときにも登場しています。
屋根の花形と言えば、鬼瓦と言われますが、
左官の花形は、やはり鏝絵(漆喰彫刻)ではないでしょうか。
この鏝絵(漆喰彫刻)は土蔵の壁に
よく見掛けることができます。
多くは、家紋であったり『水』といった文字であることが多いです。
そんな中でも、職人さんの技術の高さを感じさせるほど
手の込んだ鏝絵(漆喰彫刻)も見ることができます。
それを豊田市足助地区の土蔵で見掛けたのです。
このうねりを打った龍の鏝絵(漆喰彫刻)は
細部の鱗までしっかり鏝で押さえてあります。
当然時間と手間が掛かっていることは
一目瞭然ですが、それだけでなく職人さんの
技術も高くないとなかなか見ることはできません。
正直、豊田市にここまでの技術の鏝絵(漆喰彫刻)を
見ることができるとは思っていなかったので、
見つけた時は驚きました。
まだまだ日本建築の伝統技術が
思わぬところで見ることができるかもしれませんね。
また、素敵な伝統技術を見つけることができたら、
紹介しますね。お楽しみに!
先週末の3月17日にスカイホール豊田で
開催された『WE LOVE とよたフェスタ』に
パネル出展しました。
『WE LOVE とよたフェスタ』は、
世界一ワクワクするふるさとを目指すことが
開催目的なので、豊田市にある魅力的な
建築技術をパネル展で紹介しました。
今回僕もパネルを作成するにあたり、
豊田市にこれほどの伝統技術を駆使した日本建築が
残っていることに驚きました。
ひとつは、豊田市足助地区にある漆喰彫刻。
もうひとつは、豊田市小原地区にある川見薬師寺の透き彫蝦虹梁。
どちらも細部まで手が掛けられており、
実物を観ると誰もがその完成度に感心すると思います。
もっともっと日本建築の魅力をたくさんの人に
知ってもらいたいです。
それぞれの紹介はまたブログで紹介させていただきます。
たくさんの来場者で会場は賑わっていました。
おかげさまで、たくさんの方に知ってもらえる機会となったと思います。
そんな視点から見ると、とても有意義なイベントだと思います。
もちろん、私のパネル展示だけでなく他の出展者さんも
それぞれの活動を知ってもらえたのではないでしょうか。
イベント後半には豊田市長も会場にご来場されました。
私のパネル展示もご覧になってもらい、
豊田市にある伝統技術の紹介をさせてもらいました。
ちょっとドキドキ!!
これからも日本建築の魅力を多くの方に
知ってもらえる活動をしていきますね。