前回のブログで、熱い想いを伝える事が
ブログでは重要である事を学びました。
そして、そのブログ道場のワークショップで
『なぜその仕事をするのですか?』という
問いかけがありました。
今日はその問いかけに熱い想いがあるので、
それを書きます。
プロフィールの略歴にあるように
実は機械工学科を卒業してから
建築科に編入学しているのです。
そのきっかけは、機械工学科の授業で
クレーンの渡し橋の構造計算をする授業があり、
その授業で橋の設計がとても楽しく魅力なものに感じて
『将来、橋の設計がしたい!!』と夢を見つけました。
そして、世界のいろいろな橋を見るようになりました。
その中でスペインの建築家:サンティアゴ・カラトラヴァの
アラミジョ橋に衝撃を受けました。
そして、建築学科の授業でもたくさんの建築作品を
紹介されるので、一度この目で見てみたいとおもい、
大学を1年休学して、アメリカ東海岸・西ヨーロッパを
バックパッカーをしながら、建築を巡る旅をしました。
アメリカ東海岸と西ヨーロッパを旅をする中で、
ヨーロッパでは目的の建築物を見に行く道中、
その街並みがとてもワクワクする街並みだったのです。
なぜこんなにワクワクするのかを考えた時、
その土地の歴史を感じるような雰囲気が
ノスタルジックな雰囲気が
そうさせているのではないかと考えたのです。
日本ではどうかと振り返った時に
スクラップ&ビルドと言われる言葉があるように
古いものは解体して、新しく建てることがほとんどでした。
日本もヨーロッパに負けない長い歴史があるのだから、
ヨーロッパと同じように
ワクワクする街並み・建築物を設計したい
と思うようになり、橋の設計から
再生・リノベーションの設計が夢に変わりました。
大学卒業後は奈良の藤岡建築研究室で
民家再生・日本建築の設計・監理を学びました。
(写真は藤岡建築研究室所属の担当物件です。)
日本建築には、たくさんの日本人の知恵や
文化が込められています。
民家再生・リノベーションをすることで
少しでも多くの人に日本建築の魅力や
楽しさを知ってもらいたい。
と思ってこの仕事を選びました。
建築の設計・監理をしながら、
身近にある日本建築の魅力を
ブログで紹介したり、
イベントでパネル展示したりしていますので、
ぜひご覧ください。
一番最近、投稿した記事はこちらです。
『土蔵の花形は漆喰彫刻!豊田市足助地区の漆喰彫刻は凄い!』
昨年夏と秋に開催されました
とよたまちさとミライ塾の
成果報告会に先日参加してきました。
風とガレは秋開催で
『テーマは屋根 日本建築の屋根を徹底解明!』
このタイトルでプログラムを開催しました。
昨年は足助の街並みを散策しながら、
日本建築の隠れた魅力を紹介するプログラムでしたが、
今年は日本建築の屋根に絞って、
屋根の種類や特徴を解説してから
足助の街並みを散策しました。
いろいろな日本建築の屋根を知ると
どこか旅行で行ったところの屋根を見て、
地元豊田市に戻ってきたときに
その違いに気が付くようになると
もっともっといろんな事を知りたくなると
いいなぁ~という気の長い想いで
プログラムをやりました。
とても嬉しいことにそんな想いが
伝わったのでしょうね。
とよたまちさとミライ塾事務局より
『功労賞』を表彰して頂きました。
まだまだ豊田市にも日本建築にも
みなさんの知らないたくさんの魅力があります。
その魅力を知ってもらえるように
これからも発信して、たくさんの方に知ってもらって、
興味関心を持ってもらえると、
解体してしまうのではなくて、
何とか残して活用できないかという
気持ちになるといいなぁ~と気の長い想いでいます。