今年ゴールデンウイーク明けてから工事着工しました足助町新町・天王社さんが無事に竣工しました。
規模は大きくない社寺ですが、ゆったりとした構えは日本建築の特徴だと思います。
最近は屋根が小さい建物が多いですが、軒先を伸ばし、屋根の側(けらば)も大きく取ると安定感のあるゆったりとした感じに見えます。
もちろん意匠の事だけでなく、屋根が大きいと風雨から外壁を守る範囲も広がります。
正面建具も当初は古色塗する予定でしたが、建具を桧材で製作したところお客様が凄く気に入っていただき、古色塗するのが勿体ないと言う事になり、クリア塗装になりました。
社寺建築のおおらかな感じが残せたこと、お客様が喜んでいただけたことがとても嬉しかったです。
先週末の土曜日に、
“とよたならではを体験”することができるプログラムを集めた事業であるとよたまちさとミライ塾+の一環で、
設計のワークショップを開催しました。
豊田市には、足助町に重要伝統的建造物群保存地区(以下「重伝建地区」)があります。
その街並みを散策しながら、重伝建地区の一角にある敷地を使って、
店舗のある住宅を設計するワークショップをしました。
最初に、住まいを設計するために考えることを簡単に解説してから、
街並みの景観を意識して設計してもらいました。
参加者さんは、自分なりに一生懸命考えていました。
豊田市に重伝建地区があって、その景観で街の歴史を感じてもらえると嬉しいです。
また、設計というものに触れてみれ、
設計の仕事について興味を持ってもらえるともっと嬉しいです。
このワークショップは、12月2日(土)にも開催します。
一級建築士に教えてもらって、自分でお店のある家を設計してみよう! | とよたまちさとミライ塾 (toyota-miraijuku.com)
是非ご参加ください。