昨年夏と秋に開催されました
とよたまちさとミライ塾の
成果報告会に先日参加してきました。

風とガレは秋開催で
『テーマは屋根 日本建築の屋根を徹底解明!』
このタイトルでプログラムを開催しました。
昨年は足助の街並みを散策しながら、
日本建築の隠れた魅力を紹介するプログラムでしたが、
今年は日本建築の屋根に絞って、
屋根の種類や特徴を解説してから
足助の街並みを散策しました。
いろいろな日本建築の屋根を知ると
どこか旅行で行ったところの屋根を見て、
地元豊田市に戻ってきたときに
その違いに気が付くようになると
もっともっといろんな事を知りたくなると
いいなぁ~という気の長い想いで
プログラムをやりました。
とても嬉しいことにそんな想いが
伝わったのでしょうね。
とよたまちさとミライ塾事務局より
『功労賞』を表彰して頂きました。


まだまだ豊田市にも日本建築にも
みなさんの知らないたくさんの魅力があります。
その魅力を知ってもらえるように
これからも発信して、たくさんの方に知ってもらって、
興味関心を持ってもらえると、
解体してしまうのではなくて、
何とか残して活用できないかという
気持ちになるといいなぁ~と気の長い想いでいます。

最近、働き方改革や地域振興などの取組みで
サテライトオフィスが話題になることがあります。
風とガレでも『民家 de オフィス』で
古民家物件の紹介をしています。
本日は、その物件の概要をお伝えしようと思います。
足助西町にある物件は、
床面積35.53㎡ の縦長物件です。



場所は足助の街並みの入り口で、
香嵐渓とは道を挟んで直ぐの所にあります。
建物も昔ながらの雰囲気がそのまま残っているので、
ノスタルジックな内装にするには
適している物件です。
歴史的な街並みや自然豊かな香嵐渓の
両方が目の前なので、少し外に出るだけで
気分転換するのも絶好の物件です。
『民家 de オフィス』については、ランディングページを
↑ 参照してください。
昨日、とよた子育て支援総合WEBサイト『わいわい』さんで
家を建てる土地の探し方についてセミナーをしてきました。


昨年11月には、『家づくり・プラニング編』の
セミナーをさせていただいています。
家を建てよう!と思ったら、
当然建てる敷地が必要になってきます。
既に敷地がある方は良いのですが、
豊田市は仕事の都合で他の地域から
豊田市に移ってくる方も少なくありません。
そういう方にとっては、
土地を探すことも大きなプロセスです。
しかし、場合によっては購入した土地で
建物にも大きな影響がでます。
一番大きな影響を受けるのが、経済的要素です。
土地を買って、いざ家を建てようとした時に
家を建てるために様々なことに予算が取られてしまい、
結局思っていた家づくりが出来なくなってしまう。
何てことにならない様に、
物件情報に書いてあることに
どんな意味があるのか、
家を建てる時にどんな影響がるのか等を
セミナーで解説して、
実際に土地探しからお手伝いした事例を
紹介しながら様々なケースの土地探しの
ポイントを話しました。
今回の参加者さんは前回の【プラニング編】にも
参加された方達ばかりだったので、
みなさんの家づくりに少しでも
役に立てると良いです。
一級建築士事務所 風とガレでは、
土地探しのお手伝いをしています。
気になる物件情報をご連絡いただければ、
その土地に対する所見をお伝えしています。
もし、気になる物件がある方はご連絡ください。
お伝えする所見はきっと参考になりますよ。
昨年秋より始めている事業が、
『民家 de オフィス』です。

今やネットが普及して大多数の方が
ネットを使わないことがない日が無いくらいになっています。
そして、働き方を今までの形式にとらわれない
スタイルに変えていく働き方改革も言われるようになっています。
毎日わざわざ決まった時間に、会社に行って
仕事をしなくても決められた仕事を
期日までに仕上げることを優先すると
決められた時間に会社でなくても
仕事が出来る様になりつつあります。
では、田舎のメリット・デメリットを見てみると
田舎のデメリット
・人が少ない
・モノが少ない
・消費が少ない
・新しいことが受け入れられ難い(保守的)
田舎のメリット
・家賃が安い
・土地が広い
・特産や名産品がある
・環境がよい
そうなると田舎の自然に囲まれた環境の中で
ネットを利用して仕事をすることが向いていますね。
とは言え、田舎の古民家など探すのは大変です。
『民家 de オフィス』では、田舎の古民家物件も
いくつか紹介していますので、
ぜひご覧ください。
そして、田舎の古民家でオフィスをやる時は、ご連絡ください。
お待ちしております。
明けましておめでとうございます。
2018年がおわり、いよいよ2019年が始まりましたね。
今年、世間ではいろいろな行事が予定されていますね。
『平成』が幕を閉じ、新しい年号の元年になります。
新しい年号が何になるのか楽しみです。
ラグビー・ワールドカップが開催されます。
風とガレの事務所がある豊田市でも、
豊田スタジアムで日本代表の試合や
南アフリカ共和国代表の試合など
好カードの試合が予定されています。
今年も、いろいろな出会いを楽しみにして、
いろいろなことに挑戦して、
たくさんの情報を発信して皆さんの家づくりや
民家再生、リノベーションのお手伝いが出来ればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

先日豊田市足助地区を車で走っていたら、
何と立派な茅葺き屋根の門を偶然、見つけました。
茅葺き屋根自体を見掛けることも少なく、
また最近では門も簡単なものになってきている中で、
とても貴重な存在です。
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日本建築において、門の役割は幾つかあります。
ここでは、住まいの門なのでその観点で書こうと思います。
門の最も素朴な役割は、人を通すか否かの制御です。
住まいの門は、『通す門』の意味合いが強くなります。
この通す門は、囲むことで確保された領域に
人が出入りするために設ける開口部、
またはその位置に設けられる建築工作物が
門ということになります。
住まいの門となると、外から戻ってきた人たちは
門を入る時に我が家に帰ってきた事を実感する。
また、客人を温かく迎え入れるための門にもなります。
そこを訪れて入る客人に、門を潜るということは
その領域の慣わしに従うという暗黙の了解を暗示する
心理的な意味合いも持つそうです。
門には色々な意味合いがあるんですね。
また別の機会に他の門の事も書こうと思います。
参考文献:和風建築シリーズ2 数寄の意匠 門
発行所:建築資料研究社
先日一級建築士の定期講習を受講してきました。
この定期講習の受講は3年に一度受講することが
義務付けられているのです。

これは、建築技術の高度化に伴い、
建築物の複雑化などや建築基準法の改正なども
頻繁に行われているので、知識の更新などが目的です。
丸一日を使って講習を受け、
建築基準法の改正内容など多くの知識を勉強してきました。
その中に、何と!!

『建物の再生・再利用』という内容が記載されていました。
僕が一級建築士を受験する時は、このような項目は無かったのに…。
やはり、これからは既存建築を再生・リノベーションすることが
必要になってくるのですね。
ぜひ建築物の再生・リノベーションのご相談は、
一級建築事務所風とガレにご相談ください。
お待ちしております。
今年の夏に、元パチンコ屋を
リノベーションして、
子供と大人をアートで繋ぐ遊び場に変わりました。
初めて現場を見た時の印象は、
『この空間をどの様にして子供たちが
アートを楽しめる様にできるかな。』でした。



まずは、この場所を公の場として活動していくために
コンプライアンスの整備をします。
用途が変われば、建築基準法や消防法などの
見直しが必要です。
今回はコンプライアンスを整備するにあたり、
空間を2つに分けることが必要になりました。
その間仕切壁で何かできないかと考えました。
間仕切壁を緩やかな曲線にして、
少しずつ壁が変化していくことを
楽しめるのではないか思いました。


今回はアート活動がテーマとなるので
曲線の壁をアートで
楽しいものになると思います。
夜のイベントの時は、
今まで暗かった建物に灯りがともります。
前を通った人達は、いつもと違う景色に
何があるのか?と興味津々の様子でした。

空き家・空き店舗が活用されることは
街の活性化につながります。
これからのアトリエVIPが楽しみです。
先日、家づくりを検討している方を対象にした
家づくりセミナーの講師を行ってきました。
民家再生・リノベーション専門の設計事務所ですが、
省エネルギー住宅・ゼロエネルギー住宅などの
新築住宅の設計経験もあります。
今回は、その経験を活かして新築住宅を
計画する時の話をしてきました。

新築住宅を計画するにあたって考えることは
いろいろあるのですが、今回は『プラニング編』です。
プラニングとは、分かりやすく言うと『間取り』です。
やはり、住宅を新築する時はどの様な間取りが
暮らしやすいのか等を一生懸命考えますよね。
何を最初に考えたらよいのか?
どんなことに気を付けたら良いのか? 等…。
これらの事をセミナーでお話をしました。
一番大切なことは、住宅を建てる敷地の周りが
どんな状況なのかをじっくりと観察することなんです。
そこから間取りを考えていくと良いですよ。
民家再生・リノベーション専門の設計事務所ですが、
省エネルギー住宅・ゼロエネルギー住宅の設計経験も
ありますので、新築をご検討している方でも
お気軽にご相談ください。
僕が民家再生・リノベーションを
志すようになったのは、学生時代に
欧州をバックパッカーで旅をしている時に
建造物が昔ながらのままに保存されつつも
中に入ると現代の内装になって、
活用されている事に感動したからです。


日本でも同じように
今ある建物を活用して保存していく設計が出来たら
その建物を利用する人や街を歩いている人たちは
楽しくなるのではないかと思ったのです。
日本でも、同じように歴史的建造物を使いながら
保存している建物は各地であります。
例えば、和菓子屋さんだったり、酒屋さんだったり。


でもまだまだ、ほんの一部でしかありません。
ほどんどが、解体されてしまっているのが現実です。
やはり、その地域にあるものを残して活用すると
これまでの時間の経過や地域の歴史を少なからず
感じることができるのではないかと思います。
その感じることがその街を歩いている人達や
建物を利用している人達に楽しみを与えるのかなと思います。
少しでもそのお手伝いがしたいと思っています。
みなさん、この写真が何かご存知ですか?

大阪府吹田市にある太陽の塔です。
1970年アジア初の万博博覧会が
開催された時に、前衛芸術家・岡本太郎が
プロデュースしたテーマ館です。
当時の様子の写真がパンフレットに
掲載されていました。

この塔が一体何を表しているのかは、
岡本太郎本人が何も語っていないため、
分かっていません。
しかし、特徴的な3つの顔については、
はっきりしているそうです。

まずこちら2つの顔です。
頂部の黄金色部分は、未来。
腹部は、現在。
そして、もう一つは背面にあります。

こちらの背面にある黒色部は、過去。
岡本太郎が『いつでも人類の過去、現在、未来が
一体になって輪廻している』
と考えていたからだそうです。
2016年から始まった耐震改修・内部再生工事が
無事に完了して、48年ぶりに内部公開となりました。
内部は写真撮影禁止のため、
パンフレットに掲載されている写真がこちら。

『生命の樹』を中心に33種類の生き物たちを
階段で少しずつ上へ上がって行きながら、鑑賞します。
何とも不思議な作品が詰まっており、
観ていてとてもワクワクしました。
平面的でなく、立体的に鑑賞できるところも
他にない鑑賞の仕方でした。
*『太陽の塔ガイド』から一部
引用している部分があります。
先週末から始まった『とよたまちさとミライ塾2018』で
風とガレも豊田の魅力を発信するため、
「テーマは『屋根』。日本建築の屋根を徹底解明!」の
プログラムを開催しました。
昨年に初参加して、今年は2回目の参加です。
豊田市足助町には
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている
街並みがあります。
その街並みを散策しながら、
日本建築の魅力を知ってもらう企画をしました。
昨年は、意外と気が付かない日本建築の
おもしろい所を探しながら散策する内容でした。
今年は、もう少し踏み込んで日本建築の『屋根』について
分かりやすく解説しました。
観光地でよく観る檜皮葺き(例:二条城唐門の屋根)や
杮葺き(例:桂離宮中書院)の中がどういう仕組みに
なっているか、瓦の種類や屋根のかたち、名称、など
写真を見てもらいながら解説しました。

解説した後は、実際に足助の街並みを見ながら、
日本建築の魅力を楽しんでもらいました。
参加者さんからの声
『気づきにくい点を説明してもらえて、
楽しく歩けました。』
『私は建築のことは全然わからないのですが、
わからないからこそ「なるほど」と
興味をもってお話を聞くことができました。
あと、吉谷さんが楽しそうに話されているのが
とても印象的で、本当に日本建築が好きなんだなぁと
お話に引き込まれていました。』 等
参加者さんから楽しかったと言ってもらえて良かったです。
また、機会がありましたら企画したいと思います。