やっぱり建て方・上棟は緊張します。2023年11月29日

 

今月の初めになりますが、建て方・上棟の物件がありました。

 

建築設計の仕事に携わって21年目になりますが、

 

今でも建て方・上棟の時は緊張します。

 

そして、無事に棟木が架かると凄くホッとします。

 

                                      【写真】棟木を架ける準備が完了!

 

                                      【写真】無事に棟木が架かり、垂木工事が半分終わりました。

 

 

柱や梁の加工は、今の時代は機械で削りますが、

 

その加工形状を指示するのはやっぱり人の手でやります。

 

工務店さんから確認の加工図面が提出され、

 

それを一つひとつチェックして、加工してもらいます。

 

その加工図面を間違えてしまうと、当然棟木が架かるところまで

 

柱・梁が組み上がっていきません。

 

なので、棟木が架かると加工図面にミスがなかったことになります。

 

棟木が架かるということは建物の骨格が出来上がり、この後肉付け工事になるので、

 

建物が無事に出来上がることが目に見えて分かるのです。

 

そういう事もあって、棟木が架かるとホッとするのです。

 

この後も、完成に向けて工事の監理をしっかりやっていきます。


建て方・上棟でした。2022年11月04日

 

9月中旬から着工した平屋建ての住宅が、

 

昨日快晴のもと建て方・上棟しました。

 

束を建て終わり、棟木を架ける直前。

 

棟木を架け、水平・垂直を確認して固定する作業

 

建て方・上棟は、何回経験しても感慨深いものですね。

 

現代では、機械で加工した柱・梁を組み上げていくのですが、

 

それでも打合せ等がしっかりできていないと棟木は架かりません。

 

なので、無事に棟木がかかるとすごく安堵感につつまれます。

 

 

 

ここからは、耐震工事、断熱工事を進めながら外部の仕上げ工事の準備に入ります。

 

出来上がりが楽しみな現場です。


間違った工事をしていませんか。『工事監理』が必要な訳!2019年05月13日

先週、建て方・上棟がおこなわれました。

建物の工事が始まると、建て方・上棟が一番の見所ですよね。
今まで図面で打合せをしていたものが、
目に見えて形となるのですから。
今はクレーンを使って材料を持ち上げるので、
建て方~上棟まで一日で完了します。

 

設計士の仕事はお客様と打合せをして
図面を作成するだけではないのです。
実は、工事が始まってからも
とても大切な仕事があるのです。
それが、『工事監理』です。
『工事監理』って何?と思われるのではないでしょうか。
簡単に言うと、『工事に誤りがないかをチェックする』ことです。
当然、この建て方・上棟に至るまでにも
基礎の中の鉄筋が正しく工事されているか、
基礎と建物を繋ぐ金物が必要な場所に設置されているか
などをチェックしています。

この様に一つ一つの工事に誤りがないかをチェックします。
建て方・上棟が終わると次は耐力壁工事のチェックがあります。
以前にも、ブログで記載しましたが、
施工ミスを見逃さない!現場監理も重要な仕事!!
意外と施工する業者さんの知らないことがあるんです。
レオパレス問題の時も、一つの原因として
『現場の作業員が誤解していたこと』とありました。
その誤解がないかチェックして、もし誤りを見つけた時は
是正の指示をする業務です。だからとても重要なのです。
お客様の大切な建物をしっかり設計と工事監理で
お引渡ししています。
これから住宅や事務所など計画されている方は
一度ご相談ください。
ちなみに、今回建て方・上棟した物件は、事務所です。