今月の初めになりますが、建て方・上棟の物件がありました。
建築設計の仕事に携わって21年目になりますが、
今でも建て方・上棟の時は緊張します。
そして、無事に棟木が架かると凄くホッとします。
柱や梁の加工は、今の時代は機械で削りますが、
その加工形状を指示するのはやっぱり人の手でやります。
工務店さんから確認の加工図面が提出され、
それを一つひとつチェックして、加工してもらいます。
その加工図面を間違えてしまうと、当然棟木が架かるところまで
柱・梁が組み上がっていきません。
なので、棟木が架かると加工図面にミスがなかったことになります。
棟木が架かるということは建物の骨格が出来上がり、この後肉付け工事になるので、
建物が無事に出来上がることが目に見えて分かるのです。
そういう事もあって、棟木が架かるとホッとするのです。
この後も、完成に向けて工事の監理をしっかりやっていきます。
9月中旬から着工した平屋建ての住宅が、
昨日快晴のもと建て方・上棟しました。
建て方・上棟は、何回経験しても感慨深いものですね。
現代では、機械で加工した柱・梁を組み上げていくのですが、
それでも打合せ等がしっかりできていないと棟木は架かりません。
なので、無事に棟木がかかるとすごく安堵感につつまれます。
ここからは、耐震工事、断熱工事を進めながら外部の仕上げ工事の準備に入ります。
出来上がりが楽しみな現場です。
先週、建て方・上棟がおこなわれました。
建物の工事が始まると、建て方・上棟が一番の見所ですよね。
今まで図面で打合せをしていたものが、
目に見えて形となるのですから。
今はクレーンを使って材料を持ち上げるので、
建て方~上棟まで一日で完了します。
設計士の仕事はお客様と打合せをして
図面を作成するだけではないのです。
実は、工事が始まってからも
とても大切な仕事があるのです。
それが、『工事監理』です。
『工事監理』って何?と思われるのではないでしょうか。
簡単に言うと、『工事に誤りがないかをチェックする』ことです。
当然、この建て方・上棟に至るまでにも
基礎の中の鉄筋が正しく工事されているか、
基礎と建物を繋ぐ金物が必要な場所に設置されているか
などをチェックしています。
この様に一つ一つの工事に誤りがないかをチェックします。
建て方・上棟が終わると次は耐力壁工事のチェックがあります。
以前にも、ブログで記載しましたが、
(施工ミスを見逃さない!現場監理も重要な仕事!!)
意外と施工する業者さんの知らないことがあるんです。
レオパレス問題の時も、一つの原因として
『現場の作業員が誤解していたこと』とありました。
その誤解がないかチェックして、もし誤りを見つけた時は
是正の指示をする業務です。だからとても重要なのです。
お客様の大切な建物をしっかり設計と工事監理で
お引渡ししています。
これから住宅や事務所など計画されている方は
一度ご相談ください。
ちなみに、今回建て方・上棟した物件は、事務所です。