山城の足助城を見学してきました。2020年03月16日

愛知県には国宝・犬山城や

 

名古屋城など立派な天守閣と

 

言われるお城があります。

 

今回は、そんな大きなお城ではなく

 

山城・足助城に行ってきました。

 

 

 

 

山城とは、山地を利用した城をいいます。

 

このお城は発掘調査の結果15世紀後半から

 

16世紀後半の痕跡が見つかったそうです。

 

当初は、軍事空間的な役割のみが強かったです。

 

天守閣の様な派手さはないものの、

 

ドッシリした地に根差した雰囲気がありました。

 

そして、風とガレが注目したのが…… 屋根仕上げです。

 

 

 

薄くはいだ板を重ねて仕上げる杮葺きです。

 

板の大きさは、それぞれですが30cm ×30cm で

 

厚み4.5~6mm 程です。

 

そして材質は、耐久性のある木、水に強い木、はぎやすい木として

 

杉やさわらがよく使われているようです。

 

この杮葺きは、小口などを鉋で仕上げるため、

 

とても優雅な印象になります。

 

山城のドッシリとした中に、

 

杮葺きの優雅さで見た目の印象を

 

重々しいものにならない様にバランスが取れています。

 

犬山城や名古屋城とはまた違った味わいのあるお城でした。

 

そして帰り際に、山城・足助城のお城印もちゃんと購入しましたよ。

 

 


とよたまちさとミライ塾でプログラムを開催しました。2018年10月23日

先週末から始まった『とよたまちさとミライ塾2018』
風とガレも豊田の魅力を発信するため、
「テーマは『屋根』。日本建築の屋根を徹底解明!」
プログラムを開催しました。

 

昨年に初参加して、今年は2回目の参加です。
豊田市足助町には
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている
街並みがあります。
その街並みを散策しながら、
日本建築の魅力を知ってもらう企画をしました。

 

昨年は、意外と気が付かない日本建築の
おもしろい所を探しながら散策する内容でした。
今年は、もう少し踏み込んで日本建築の『屋根』について
分かりやすく解説しました。
観光地でよく観る檜皮葺き(例:二条城唐門の屋根)や
杮葺き(例:桂離宮中書院)の中がどういう仕組みに
なっているか、瓦の種類屋根のかたち、名称、など
写真を見てもらいながら解説しました。

解説した後は、実際に足助の街並みを見ながら、
日本建築の魅力を楽しんでもらいました。

 

参加者さんからの声
『気づきにくい点を説明してもらえて、
楽しく歩けました。』

『私は建築のことは全然わからないのですが、
わからないからこそ「なるほど」と
興味をもってお話を聞くことができました。
あと、吉谷さんが楽しそうに話されているのが
とても印象的で、本当に日本建築が好きなんだなぁと
お話に引き込まれていました。』 等

 

参加者さんから楽しかったと言ってもらえて良かったです。
また、機会がありましたら企画したいと思います。